シューティングゲームをプログラミングしている中学生の男の子
大阪西区・京都桂川のプログラミング教室
ITえき塾 塾長の一階(いっかい)です。

お母様方の質問に答えるシリーズで、
「ゲームを作ってるのと、
ゲームを遊んでいるのと、
何が違うんですか?」
というご質問にお答えしております。

当プログラミング教室で
「ゲームを作っている」と聞いて、
「遊んでいるとの同じじゃないの?」
とお感じになることもあるでしょう。

これまで7回にわたって、
書き続けてきましたが、
いよいよ今回が最終回。

当初は「全5回くらいかな」と
構想していたのですが、
書いているうちに膨れ上がってきて、
2,3回分、増えてしまいました。

今回でまとめさせていただきますね。

過去の投稿はこちら。
ゲームを「遊ぶ」と「作る」で何が違う?(1) 主体性
ゲームを「遊ぶ」と「作る」で何が違う?(2) 創造力
ゲームを「遊ぶ」と「作る」で何が違う?(3) 問題解決力
ゲームを「遊ぶ」と「作る」で何が違う?(4) 実行力
ゲームを「遊ぶ」と「作る」で何が違う?(5) 表現力
ゲームを「遊ぶ」と「作る」で何が違う?(6) 自己肯定感
ゲームを「遊ぶ」と「作る」で何が違う?(7) 学力

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プログラミングはモノづくり

上にも一覧を載せましたが、
ゲームを、特に「作る」と「遊ぶ」で、
対照的に大きく差が出そうなところを
選んで書きました。
でも、これ以外にもたくさんあります。

凝ったゲームになってくると、
1人では作りきれないので、
複数人で、プログラミング作業を
分担する必要が出てきます。
「チーム力」が磨かれますね。

スケジュールを考えて作るときや、
高度な機能を、複数の機能の組み合わせて
プログラミングするとき、
「先読み力」が必要になってきます。
先を見通せないと、失敗したり、
作業をやりなおしたりする羽目になります。
何から先に作業するか、は大切ですよね。

自分が面白いと思って
プログラミングをしても、
できあがったゲームが、
他の人に遊んでもらって
面白いと思ってもらえるかは、別問題。
「相手のことを考える力」も
必要になってきます。

そして、いろいろ創造力を働かせて、
プログラミングしていっても、
行き詰まることが多々あります。
1人で考えるのでは限界があります。
仲間に相談したり、
意見を聴いたり。
アイディアをもらったり、
ちょっとした発想のきっかけをもらったり。
「仲間とかかわる力」ですよね。

こうして改めて見直してみると、
どれも「仕事で使う」能力だと
思いませんか?
厚生労働省が打ち出している
「社会人基礎力」
に通ずるものがあります。

プログラム」は、
手で触れる「物」ではないので、
「作る」という感覚は
薄いかもしれません。
コンピュータの世界では、
現実世界に存在する
「ハードウエア」に対して、
このプログラムなどのことを
「ソフトウエア」と呼びます。
これも、れっきとした
「モノづくり」なんですね。
他の人に遊んでもらう
「ゲームをプログラミングする」
ことは、
日本が得意とする「モノづくり」
という仕事を、「遊びにしている」
とも言えるでしょう。

「作る」のパワーは
ものすごいです。
そしてプログラミングという舞台では、
大人・子供による体格的な差はありません。
小さいころから馴染んでいれば、
大人顔負けの力を発揮してくれるでしょう。

こうした舞台を用意することが、
プログラミング教室の役目だと考えます。

 

遊び感覚で ~ゲーミフィケーション~

もう一つ、お伝えしたいのが、
「ゲーミフィケーション」。

大阪教室の子供たちも、
京都教室の子供たちも、
ゲームは好きですが、
勉強は、得意な子も、不得意な子もいます。

「勉強は好き?」と聞くと、
「好き」と答える子は
まずいないですよね。

でも、ゲーム感覚で
勉強をするならどうでしょうか?
子どものモチベーションも
違ってくると思いませんか?

これが「ゲーミフィケーション」。
ゲームの仕組みを、
他のジャンルに取り入れていくわけです。
勉強の分野をはじめ、
マーケティングやサービスなど、
ビジネスの世界でも注目されています。

皆さんもスタンプカードを
持っていたりしませんか?
来店してスタンプがたまると、
特典がもらえる、ってやつです。
ついつい、スタンプを押してもらいに
行っちゃいますよね。
あれもゲーミフィケーションの1つです。

ゲームを作る側に回ると、
「何が面白いと思ってもらえるか」
ということに敏感になります。
そうした知識やノウハウも
自然と溜まっていきます。

これからは、
学校の勉強も大きく変わって行きます。
教科の勉強に関しても、
優秀な電子教材がどんどん出てきて、
興味を持ちながら
知識と能力を身に付けていくことが
できるようになってきました。

文部科学省も
「個人の教育カルテ」を
作りはじめると発表しました。
人工知能(AI)で、
このカルテを活かしながらの
学習になっていくわけですね。
(「文部科学省がこれからの人材育成指針を発表!」参照)

自分の興味のある分野で、
様々な教科をミックスして
学んでいくような時代になるかも
知れませんね。

勉強も遊び感覚でできる子供たち、
遊び感覚の仕組み自体を作れる子どもたち。
そして、やるべきこと、
してはいけないことのけじめも、
きちんとつけられる。

大阪・肥後橋教室でも、
京都・桂川教室でも、
そんな子供たちを育ててまいります。

最後に

ゲームを「遊ぶ」と「作る」で何が違う?

というタイトルで長々と書いてまいりましたが、
「生産性のない遊び」
「役に立たない遊び」
をしているわけでは決してないんだ、
これだけ面白くて役に立つもんなんだ、
ということが、少しでも伝わればと思います。

「作る」が持つパワーを活用して、
子供さんたちが一層伸びればと
考えております。
是非、この「モノづくり体験」、
子供さんたちに挑戦させてあげてください。

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