Scratchでゲームのプログラミングをしている小学生の男の子

大阪西区・京都桂川のプログラミング教室
ITえき塾 塾長の一階(いっかい)です。

久々にお母様方の質問に答えるシリーズです(^^)

当プログラミング教室では、
教材として「ゲーム作り」を
メインにしています。

お母様方から、
「ゲームを作ってるのと、ゲームを遊んでいるのと、何が違うんですか?」
というご質問をときどきいただきますので、
シリーズでお答えしてまいります。

ゲームを遊んでいるようにしか見えない?

当プログラミング教室で
「ゲーム作り」をメインに行うのは、
それだけ、ゲームが子どもさんの興味を引き、
そして身につくものが多いからです。

といっても、確かに傍から見ていると、
「ゲームで遊んでいるようにしか見えない」
かもしれませんね。
子どもさんたちも、
楽しそうにゲームと関わり合っています。

どちらも
「ゲームを楽しんでいる」のですが、
「ゲームを遊ぶ」と
「ゲームを作る」の間には、
とてつもなく大きな違いがあるんです。

たくさんありすぎて、
とても一度に書ききれないので、
小分けにして、シリーズでお届けします。
さて、全何回になるでしょうか…。

「ゲーム脳」が意味するもの

まず1番にお伝えしたいのが、
「主体性」の部分です。
きっと皆さんは「ゲーム脳」という言葉を
お聞きになったことがあるでしょう。
「テレビゲームをしていると脳に悪影響を与える」
ってやつです。

その後、学者・有識者からは
批判の声も多数集まったのですが、
マスコミや教育者には
好意的に捉えられて、
いまだにこうしたイメージを
お持ちの方もいらっしゃるようです。

ここでは「ゲーム脳」の真偽は問いません。
逆に「ゲームを遊べば頭が良くなる」
わけでもありませんし、
何事も「過ぎたるは及ばざるがごとし」で
やりすぎが悪影響をもたらすのは確かですから。

ただ、
「ゲームが子どもの心を強くつかみすぎている」
という事実は認識しておくべきだと思っています。
だからこそ、なかなかやめられずに
ずるずるゲームを続けてしまったり、
だからこそ、保護者や教育者がその状態を憂いて、
「ゲーム脳」という説を信じたくなるわけです。
子どもに限らず、大人になっても一緒ですけどね。

私たちの子どものころは、
「テレビを見ると頭が悪くなる」
「漫画を読むと頭が悪くなる」
と言われていました。
それが、今は「ゲーム」なわけです。

結局、どれも道具・ツールに過ぎません。
「どう付き合うか」
「どう使いこなすか」
が大切だと思いませんか?

「受動的」か「主体的」か?

前述したテレビもゲームも、
いろいろ矢面に立たされるのは
「受動的」「受け身」である部分です。
まぁ、まだゲームは自分で操作する分、
テレビほど受け身ではないですけどね。
それでも、「ゲームを遊ぶ」ときには、
決められた動きしかできないし、
いろいろ選べると言っても決められた筋道
でしか進んでいけないわけです。

それに対して「ゲームを作る」ときは、
もっとできることが広がります。
極端なことを言えば「可能性は無限大」ですね(笑)。
ゲームに使うプログラミング言語や、
操作用のコントローラーだって、
いろいろ選べ、工夫できますから。
といっても、実際には、
自分が使える言語や道具は、
ある程度限られていますから、
その中で、自分の発想力、技術力限りを尽くして
作り上げるわけです。

しかも、
敵・味方のキャラクターの動かし方から、
謎やトラップの仕掛け方、
ゲームの背景設定やストーリーなど、
考えることも多種多様です。
限られた時間の中で作るには、
課題の解決や、アイディアの取捨選択も
必要になってきます。

「ゲームを遊ぶ」ときだって、
「謎を解いたり、
効率よくゲームを進めるために、
主体的にやってるぞ!」
という主張もあるでしょうが、
上記の「ゲームを作る」ときの方が
圧倒的に主体的であることは、
疑問の余地がないでしょう。

幼児期の遊びだと、
ブロックやお絵かきなどと
同じ香りがします。
その延長線上にあって、
もっとできることが増えたもの、
それがプログラミングなのです。

「作る」ということが、
必然的に「主体的に」なっていると
言えるのかもしれません。
主体的に進めていかないと、
完成しないですもんね。

「大阪」と「京都」でも違う主体性

実際、大阪の肥後橋教室と、
京都の桂川教室とで、
ゲーム作りへの取り組み方が
違うのも面白いところです。
それは、「大阪」と「京都」という
地域柄に違いがあるのではなく、
個々の子どもの取り組み方のスタイルがあり、
それが、お互い刺激し合って、また、
それぞれのスタイルが成長して、
集団ごとに違った方向性が
出てくる感じがしています。

「主体的に生きる」ことすらも、
むずかしくなってきている現代。
ゲームだけに限らず、
主体的にモノづくりを積み重ねていくことで、
「人生づくり」にも活かせる
経験とノウハウを体感していく。
我々は、それをサポートしてまいります。

※続編はこちら
ゲームを「遊ぶ」と「作る」で何が違う?(2) 創造力
ゲームを「遊ぶ」と「作る」で何が違う?(3) 問題解決力

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