Scratchでシューティングゲームをプログラミングしている小学生の男の子

大阪西区・京都桂川のプログラミング教室
ITえき塾 塾長の一階(いっかい)です。

お母様方の質問に答えるシリーズで、
「ゲームを作ってるのと、ゲームを遊んでいるのと、何が違うんですか?」
というご質問にお答えしてまいります。

当プログラミング教室でも、
教材として「ゲーム作り」を
メインにしています。
お母様からしたら、
ごもっともな疑問でしょう。

一度で書ききれないので、
少しずつ、書き出していってます。
過去の投稿はこちら。

ゲームを「遊ぶ」と「作る」で何が違う?(1) 主体性

ゲームで作るもの

ゲームを「作る」と「遊ぶ」の違い、
といって、皆さんが真っ先に思いつくのが、
「創造力」
ではないでしょうか?

「作る」というくらいですから、
当然「創造力」は必要となってきます。
ゲームを「遊ぶ」方では、
なかなか「創造力」は使いませんよね。
まぁ、中には都市や世界を
作っていくゲームもありますが、
「そのゲーム自体を作る」ことと比べると、
大きな開きがありますよね。

一口に「ゲームを作る」といっても、
実際どれだけのものを作るか
考えてみていただけませんでしょうか?
例えばシューティングゲームだったら、
自分の機体やその弾、
敵やその弾もたくさん作らないといけません。
自分の機体は操作によって動くように
してやらなければなりませんし、
敵や弾は、それぞれ適した特徴的な動きを
与えることになります。
そもそも、どんな操作方法にするかも
考えなければなりませんね。
背景も必要ですし、
ステージも作ってやる必要もあります。
デモ画面や、ゲームクリア・ゲームオーバーの画面、
などなど、
プログラミングに直接関係することだけでも、
ざっと、これくらいは挙げられます。

さらに、自分の機体や敵のグラフィックデザインも
考える必要があります。
自分で書くこともあれば、
フリー素材をインターネットから
探してくることも。
そして音楽。ゲーム中やデモ画面等でのBGMや
弾の発射や爆発の効果音などなど、
ゲームを盛り上げる要素はたくさんあります。
これらはゲームのメカニズムには
直接関係してきませんが、
ゲームを遊ぶ世界として、
一貫性や説得力があると、
一層楽しみは大きくなりますよね。

そしてストーリー。
ゲームを楽しむうえで、
その愛背景に必ずストーリーが
存在します。
グラフィックや音楽、
謎やトラップが、
このストーリーとマッチして、
説得力があればあるほど、
ゲームの世界の楽しみは深まります。

最後にゲーム全体としての面白さを
作る必要が出てきます。
敵の出る数や、弾のスピードを
ちょっと変えるだけで、
ゲームのむずかしさや面白さは
変わります。
最初は簡単で操作に慣れて、
だんだん難しいステージに
進むような作り方も必要です。
こうして全体のバランスをとって、
「ゲームを作る」ことになるのです。

ただ「ゲームを遊ぶ」と比べると、
これだけ大きな
具体的な違いがあるのです!

子どもがこれだけのゲームを作れるものか?

ここまで列挙すると、
「子どもにここまで作れるの??」
との疑問も出てきますよね。
もちろん、最初からこれだけ全部を
一気に作ることができるわけではありません。
でも、繰り返しいくつかのゲームを
作る体験をしていくうちに、
作れる範囲、意識する範囲はどんどん増えていきます。
3作目くらいになると、
結構広い範囲を意識して作れるようになってきますね。

それには、簡単な部分から作り始めて、
拡張していき、成功体験を繰り返すこと、
繰り返しや条件分岐の組み合わせや、
ステージの管理の仕方を学び守ること、
といった基礎が必要不可欠ですけどね。

本当に、子ども1人1人で、
興味の対象が違います。
得意分野も違います。
音楽に凝る子もいれば、
たくさん敵を出したい子も、
凝った演出をしたい子もいます。

各自の創造力には個性がありますが、
それが、他の子どもさんの作品を遊ぶことで、
「あっ、そんな手があったか!」
「それ、かっこいい!」
「わぁ、その効果音、爆笑!」
といった刺激を受けるわけです。
そしてまたそれを自分で試して、
取り込んでいく。
互いの創造力で、互いを磨き合うような
印象を持っています。

ですから、当プログラミング教室でも、
大阪の肥後橋教室と、
京都の桂川教室で、
ゲームを作り込む箇所の傾向が
違ったりもするんですよ。
地域の差というよりも、
集団の組み合わせの差ですね。
誰かが面白いアイディアを思いつくと、
ぱっと広がる感じです。
その中でも、自分のこだわりもあって、
それが子どもたちの体の中で
醸造されていくのでしょう。

そして当プログラミング教室で
定期的に開催している
「コンテスト」の時には、
大阪も京都も混ざって、
いろんなゲームに触れることになりますから、
また大阪と京都の間でも、
面白い融合が行われるのです。

こうした創造力、
どんどん体験し伸ばしていく環境を
整えます。

※続編はこちら
ゲームを「遊ぶ」と「作る」で何が違う?(3) 問題解決力

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