Scratchでゲームをプログラミングしている小学生の男の子

大阪西区・京都桂川のプログラミング教室
ITえき塾 塾長の一階(いっかい)です。

お母様方の質問に答えるシリーズで、
「ゲームを作ってるのと、
ゲームを遊んでいるのと、
何が違うんですか?」
というご質問にお答えしております。

当プログラミング教室でも、
教材として良く使う「ゲーム作り」。
お母様からみたら、
遊んでいるのと変わらないと
感じることも有ることでしょう。

夏場はいろいろイベントが多くて、
前回の投稿から、だいぶ間が空いてしまいました。
これが最終回目前の投稿となります。
ゴールが見えてきました。
(笑)

過去の投稿はこちら。
ゲームを「遊ぶ」と「作る」で何が違う?(1) 主体性
ゲームを「遊ぶ」と「作る」で何が違う?(2) 創造力
ゲームを「遊ぶ」と「作る」で何が違う?(3) 問題解決力
ゲームを「遊ぶ」と「作る」で何が違う?(4) 実行力
ゲームを「遊ぶ」と「作る」で何が違う?(5) 表現力
ゲームを「遊ぶ」と「作る」で何が違う?(6) 自己肯定感

ゲーム作りが育む学力の土壌

ゲームを作る際には、
5教科の知識が用いられるシーンが
良く出てきます。
このブログでも何度か紹介もしてきました♪
例えばこちら。
続!「何歳から子どもにプログラミングを勉強させればよいか」(1) 5教科編

ゲームを遊んでいるだけだと
なかなか気づかないのですが、
例えばScrachで、
キャラクターを上下左右に動かすのも、
「x座標を2ずつ変える」で右、
「x座標を-2ずつ変える」で左、
「y座標を2ずつ変える」で上、
「y座標を-2ずつ変える」で下、
といった命令を使うわけです。

グラフともつながってくる
x-y座標系の考え方は
当たり前に使いますし、
「負の数」も当たり前のように使います。

「負の数」は、「中学の壁」とも言われ、
算数から数学に変わった
つまづきどころなんですよね。
なんてったって、普通に生活していて、
「-1」とか「-5」とかいう数字は、
自然界にはないですからね。
リンゴが「1個」「5個」とは言います。
「0個」も、まぁ「無いこと」ですよ~、
といえば、納得できないこともないでしょう。
でも、「-1個」や「-5個」なんては
言わないですよね~。
何のことか、さっぱりわからなくても、
無理はありません。

こうした数字に、
日ごろから慣れ親しんでいるか、否か、
この違いは大きいですよね。

グラフにせよ、
不等号「>」「<」にせよ、
ベクトルや、三角関数なども、
当たり前のように日ごろから接していると、
変な苦手意識はなくなってきます。

私は数学の教員免許も持っていますが、
結構、数学と関係することは多いです。
「これ、もう習った?」
「何年生でやった?」なんて、
プログラミング教室の授業の中で、
算数・数学との関係を話すことは良くありますね。

後、国語力も必要です。
ゲームのストーリーを作ったりする、
というのもありますが、
最も大切なのは質問力。

自分が作ろうとしているゲームで、
「どんなことをしたいのか」
「どんなふうにうまくいかないのか」
といった質問を言葉で表していかなければ、
つまずきは解消されないわけです。

ゲームに限らず、プログラミングは、
「今ないもの」をプログラム上で
創作していきます。
現実に目の前には無い、
自分の頭の中だけにあるものを、
相手に伝えていかなければ、
質問できないわけです。

我々も、「モノ分かりの悪い教師」の
役割を演じますので(笑)、
子どもたちも、何を話さないと
伝わらないのかを、
必死で考えることになります。

理科の力学や、
社会の規制・仕組み、
コンピュータ用語の中での英語など、
ゲーム作りでちりばめられている要素は
たくさんあります。

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大切なのはモチベーション

もちろん、
当プログラミング教室の、
大阪・京都の教室の塾生さんの中には、
勉強が得意な子もいれば、
そうではない子もいます。

ただ、こうしたゲーム作りを通じて、
学力に良い影響が出てくる子も多いですし、
少なくとも学校の勉強に興味を持ち始めたり、
5教科を勉強する意味を感じ始めたりは
みんなしています。

小学校でのつまずきのほとんどは、
勉強不足ですからね。
勉強する意欲が持てれば、
いろいろ良い結果は
自然とついてくるでしょう。

数学で、sinθ、cosθ、tanθの、
「三角関数」なんて、
「何のために勉強するの??」の
代表格じゃないですか。
私は、自信を持って答えます。
「ゲームを作るのに使うんや!!」と。
まさに「斜めに動かす」ために
必要な学問ですね。
専門学校で、ゲーム専攻の子どもたちに
「ゲーム数物」の授業を持った時も、
みんな目の色を変えて取り組んでました。

十分に興味を持てれば、
子どもたちは「遊び感覚」で
学校の勉強に取り組んだりも
しますしね。
そこまでいかなくても、
むずかしくったって、
自分の楽しみのためなら
チャレンジするモチベーションが
生まれるわけです。

このモチベーションが大切ですよね。
子どもたちがやる気になる環境を
如何に整え、興味とやる気を引き出せるか。
教える側の力量が問われるところです。
「ゲームを作る」という分野は、
題材自体が子どもに魅力があり、
しかも中身も伴っている、という、
非常にありがたい分野だと感じています。

もちろん、ゲームばっかりを
作るわけでもありませんが、
勉学にも興味を持ちながら、
プログラミングも学んでいける、
ほんとうに良いとっかかりの教材です。

大阪の子どもたちも、
京都の子どもたちも、
幅広く興味を持って、
自分の世界を広げ、体験し、
成長していってほしいですね。

このシリーズ、次回が最終回の予定です。

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