Scratchでアクションゲームを作成している小学生の男の子

大阪西区・京都桂川のプログラミング教室
ITえき塾 塾長の一階(いっかい)です。

以前に、ブログで書いた、
「何歳から子どもにプログラミングを勉強させればよいか…」とお悩みのお母様へ
の続編です。

おかげさまで、この記事、
たくさんの方が読んでくださっています。
「プログラミング 何歳から」
「プログラミング いつから」
で検索して訪れる方が多いですね。
大阪だけだはなく全国から。
それだけ、みなさんご関心が高いんですね。

といった経緯もあって、
「プログラミング 何歳から」
「プログラミング いつから」
で検索される上位のページも読んでみました。
そして改めて自分の記事も読み、
少し違和感を感じたもので、
書き足りていないところを、
続編として書くことにしました。

プログラミングと5教科には関係がある?!?

プログラミング、というと
コンピュータやITなどの
イメージが先行しますが、
もちろん勉強するのは
それだけではありません。
プログラミングを行う上で、
いろんな知識や経験を総動員します。
国語・算数・理科・社会・英語といった
教科の知識も使いますし、
下準備や設計図、
チェックリストの作り方といった、
日常生活や勉強・仕事で使う
習慣やノウハウもです。

例えば、当塾では、最初の無料体験講座で
シューティングゲームを作ります。
ある程度までは作ってありますが、
肝心の弾を飛ばす部分や当たり判定、
ライフを減らしたり、
ゲームオーバーになる判定をつくったりと、
一通りのことを1時間で行います。
その中で、プログラミングの説明と共に
数学の話もします。
だって、ゲームの中の世界は
x座標とy座標であらわされていて、
その値を操作することで、
宇宙船や弾を動かすのですから!

「x座標を2ずつ変える」と
実行してやれば、
右に2歩動くわけです。
同様に、
「x座標を-2ずつ変える」と
すれば、左に2歩です。
一緒にご参加されるお母様方は、
たいてい驚かれます。
子どもさんたちは、
x座標・y座標やマイナス、
他にも速さといった
概念をごく自然に
飲み込んでいくのですから!

「中学の壁」という言葉があります。
その中でも「数学の壁」で苦労する
子どもさんが多いようです。
「算数」から「数学」へと変わる中で、
最初につまずくのが
「マイナス(負の数)」
だと言われます。
自然界にはない(自然数ではない)
考え方なので、分かりにくいですよね。

ところが!
プログラミングの世界では、
マイナスが普通に出てきます。
日常的なものを
プログラムの世界で表すために、
マイナスを使うわけですね。
だから、とても理解しやすく、
受け入れやすいんです。
このように体で理解することが
正に「マイナスを学ぶ」、
ということではないでしょうか。
こうした世界での
経験を持つ子どもさんは、
当然、最初の数学の壁も
低くなるわけです。

これは、数学に
限った話ではありません。
ゲームの画面の言葉や、
説明書の言葉は、
遊んでもらう人に
間違いなく伝わらなければ、
トラブルにつながります。
言葉の大切さは、
嫌というほど味わえます。

ITの世界は英語だらけで
自然と綴りを覚えることもあれば、
アクションゲームのジャンプで
重力の仕組みに触れたり、
イラストや音楽の著作権や
ドローンの法規制など、
様々な5教科につながる場面が
出てきます。
プログラミングは、
リアル世界の縮図でもあるのです。

プログラミング教室から見て感じる「成長力」

私もプログラミング教室を
始めて1年ほどですが、例外なく、
塾生の子どもさんたちは、
世の中に興味を持っていきます。
5教科にも興味を持ち、
それが勉強をする
モチベーションにもつながります。

当プログラミング教室でも、
漢字の苦手だった子、
アルファベットや
ローマ字が苦手だった子が、
興味を持つことで、
びっくりする速さで
できるようになったり、
というのは良くある話です。
できないのは、練習不足の
ケースがほとんど。
小学校での勉強は、そこまで
難易度が高くないですから。
勉強に挑む意欲があって、
なんども練習すれば、
できるようになるのは
当然のことではないでしょうか。

皆様も高校時代に、数学で
「sinθ、cosθ」
を習ったことと思います。
三角関数ですね。あれ、
「何のために勉強するねん?!?!」
って思いませんでした?(笑)

あれ、実は、
ゲームプログラミングで使うんです!!

斜めに動かすときに、
x座標とy座標に
展開してやるために
欠かせない知識なんです。
私は、専門学校で
「ゲーム数物」という
授業を受け持ってきました。
まさに、こうした
三角関数や、ベクトル、
重力や反射などを教えるわけです。
勉強が苦手だった子どもたちが、
昼食後の眠い時間帯に、
目をこすりながら、
必死で理解しようとしますからね。
それをマスターすれば、
リアリティーがあって、
面白いゲームが作れる土台が
できるんですから。

このことを知っていれば、
「三角関数」の授業を、
もう少し興味を持って聴けたと
思いませんか?

こうした経験を持つ私が、
今、プログラミング教室で
小学生の子どもさんたちに
教えていて感じることは、
「成長、速っ!!」
です。
もう吸収力が全然違いますね。
当然、プログラミング教室には
中学生や高校生の子どもさんも
いらっしゃいます。
その子たちが「遅い」という
わけではないですが、
(20歳前後より、はるかに速い)
やはり、より若い、
というアドバンテージは
明白です。

将棋の藤井六段(に昇段しましたね)も、
あの成長力は15歳の脳だからこその
成果であるように思います。
もちろん、並々ならぬ積み重ねと
取り組む姿勢と、的確な勉強法が
あった上でのことですが。

ただプログラミングを学ぶ、
というだけでなく、
プログラミングが開く世界で、
勉強を含めていろいろなものに
興味を持ち、急成長していく。

こうした環境で、
子どもさんたちの成長を
最大限サポートしていくのが
プログラミング教室の役目と、
やりがいと責任をもって、
つとめてまいります。

以降、パート2に続きます。
※続編はこちら
続!「何歳から子どもにプログラミングを勉強させればよいか」(2) 小学校高学年編
続!「何歳から子どもにプログラミングを勉強させればよいか」(3) 幼稚園児編(完結編)

 

大阪西区・京都桂川の、小学生から始める
大阪大学 博士が教えるプログラミング教室「ITえき塾」
教育とIT、ともに本物だから おもしろい!
ITえき塾の横長ロゴ(中サイズ)

「プログラミング教室 無料体験講座 お申し込みはこちら!」のバナー