ITえき塾のオリジナルクリスマスツリー

大阪市西区・肥後橋のプログラミング教室
ITえき塾 塾長の一階(いっかい)です。

今回は、当塾の塾生の作品紹介を行います。
塾生の子どもたち数名で、
クリスマスツリーの飾り(オーナメント)を
3Dプリンターで作ってみました。
思いのほか、カラフルで、独創的で、
なかなか素敵に仕上がりました!
ITえき塾、オリジナルツリー!
いかがでしょうか?

子どもたちは、3D Slashという
3D CADソフトを使って、
自分のつくりたい造形物の
3Dデータを作ります(モデリング)。
こうして作った3Dデータを、
3Dプリンターに送って
印刷するわけです(プリンティング)。

3Dプリンターで作成したツリー飾り「3D CAD なんて、子どもたちが使えるの?!」
とよく驚かれますが、
3D Slashは入門用の3D CADソフトで、
操作はとても簡単!
ノミで切り出したり、ドリルで壊したり、
円柱や円錐をくっつけたり、
プロジェクタで型紙を映したり、などなど、
1つ1つはとても直観的で、分かりやすい操作です。
「Mincraft(マインクラフト、マイクラ)みたい!」
と言いながら、子どもたちは楽しそうに
モデリングして(遊んで?!)います。
今回のツリー飾りで、それぞれ差はありますが、
だいたい1時間程度で作っていました。

3D Slashの画面「これとプログラミングとどう関係しているの?」
はい、直接は関係していません。
ただ、3D Slashは、1つ1つのコマンドは
直観的でわかりやすいのですが、
ちょっと凝ったものを作りには、
簡単なコマンドをいくつか順番に組み合わせ
なければいけません。
コマンドの順番によって、
できたり、できなかったり、
時間がかかったり、すぐできたり、
といったことが起こります。
プログラミングで、命令を組み合わせることと、
感覚が非常に似ています。
良いモデリングソフトを見つけられたな~と、
正直思います。

あと、プログラムと関係してくるところは、
「モノづくり」ですね。
当塾で使用している教育用PC
Raspberry Pi(ラズベリーパイ、ラズパイ)には、
電子部品と接続できるピン(GPIO)がついています。
これを使って、電子工作(ロボットや車)ができます。
それをプログラムで動かせたりもします。
3Dプリンターを使えば、
自分が考えた、オリジナルのロボットや車の部品を
作ることができるわけですね。

子どもたちがモデリングしているのを見ると、
「あ~、最近の子どもはモノづくりを
あまりしていないんだな~」
と感じることが多々あります。
最初は、設計図を作る発想もなければ、
寸法を計算しようともしません。
箱とフタを別々にモデリングして、
きちんとハマるようにするには、
寸法を計算しないといけないわけですね。
もちろん必要なのは、小学校レベルの算数、
というより、簡単な足し算引き算です。
なのに、なかなか手が動かなくて、
固まってしまうこともしばしば。

3Dプリンターで、モデルを印刷することは、
現実世界(印刷したもの)と
デジタルの世界(モデリングデータ)が
繋がっていることがはっきり分かる、
願ってもない教材です。
自分がモデリングしたものが、
プリントされて完成すると、
子どもたちは本当に喜びます!(^^)

いろいろ試行錯誤して、失敗もして、
段取りや計算、設計といった、
前もって考える経験を、
これからもしていって、
積み上げていってほしいものです。

大阪市西区・肥後橋の、小学生から始めるプログラミング教室「ITえき塾」

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