「ドローンを活用した津波避難広報の実証実験」のYoutube動画のサムネイル

大阪西区・京都桂川のプログラミング教室
ITえき塾 塾長の一階(いっかい)です。

昨日6月18日、大阪府北部、
高槻市あたりを震源地として、
マグニチュード6.1、
最大震度6弱の地震が発生しました。

大阪でも強い揺れを感じましたが、
周りで大事に至るようなことはありませんでした。
ご心配をしてくださった皆さん、
ありがとうございました。

現在確認されている範囲では
4人の死亡者があり、
中には小学4年生の女の子が、
建築基準法に違反した
小学校のブロック塀の下敷きになる、
という、いたたまれない事故も。
子どもたちに関わる仕事をするものとして、
そして新入学の娘を持つ親として、
心よりお悔やみ申し上げます。

また、被災された皆様には、
お見舞い申し上げます。
早く、いつもの生活に
お戻りになりますように。

震源地が高槻市あたりと、
大阪と京都をつなぐ
交通の大動脈部分だけに、
混乱も大きいですね。
当塾でも、先生の勤務に
影響が出ております。

ただ、塾生の皆さんには
大きな事故は無かった模様で、
ホッと胸をなでおろしております。

地震予知の分野でAIは?

日本政府が「ソサエティ5.0」を発表して、
総務省、経済産業省、文部科学省が、
それぞれ啓蒙活動をしたり、
方針を発表したりしていますよ~。
というニュースも紹介させていただきました。
文部科学省がこれからの人材育成指針を発表!

こんな状況下ですので、
地震に関連して、
ITやAIがどのような
進歩を遂げているのかを、
仕事半分、興味半分で
調べてみました♪

まずは、地震予知の分野。
例えば、
株式会社地震科学探査機構(JESEA)の
MEGA地震予測」。
測位衛星の電子基準点約1300か所からの
地盤の測量データと、
NTTドコモによるプライベート電子観測点から
リアルタイムに取得したデータを用いて、
1週間ごとに解析。
「震度4以上の地震が
3か月以内に発生するリスク」
を6段階評価で分析しています。

2013年から予測を行って、
毎週発表をしてきているのですが、
今年の3月から、AIが導入されて、
過去データの差異を見ることで予測しているとか。
詳しいAIの適用法は探し出せませんでした。
週刊ポストで今年の春に取り上げられて、
ニュースにもなりましたね。
AI地震予測 全国警戒エリアマップ2018年4月最新版

ただ、今回の大阪北部地震については、
的中とは行かなかったようですね。
村井俊治氏の「MEGA地震予測」、大阪府北部の地震も予測失敗
過去の震度5弱以上の地震の
検証結果を見ても、
他のAIの先端研究のように、
「圧倒的成果を残している」
というには程遠い状況に
見受けられます。
まだまだ、こちらの分野では、
時間が必要なようですね。

既存の地震予測の根拠は
諸説あるようですが、
現実的には、
もういつ巨大地震が来ても
おかしくないと考えて、
できる備えを整えておくのが、
「今のところは」一番のようですね。
南海トラフ地震の30年発生確率が「70~80%」に見直された。なぜ高まったのか

ひとたび巨大地震が起こったら?

むしろ、直近で期待したいのはこちら。
巨大地震が起こった時の避難誘導に
ドローンを活用する方法ですね。
東日本大震災で、
スピーカーによる避難誘導を続け、
自らは犠牲となっても、
多く方々の命を救ったエピソードは、
皆さん覚えていらっしゃる
ことでしょう。


今のITを活用すれば、
もっと安全に、効果的に、
多くの方々の命が救えるはずです。
例えばこちらは
ドローンを活用した津波避難広報の実証実験」。
仙台市とNTTドコモが協力して行った、
ドローンを活用しての
津波避難広報の実証実験の様子です。

「避難誘導」の「ハード」だけでなく、
どのような経路で誘導するのが良いかを
リアルタイムでAIに判断作用とする試みも
行われていますね。
(リンク先は有料記事しか見つけられず省略)

そして、被災後の復旧活動でも、
IT・AIが活躍していけそうです。
今回の大阪府北部地震でも、
鉄道の運休が続き、
交通網が麻痺しました。
安全確認で、いろいろと
自動化をしていけば、
復旧時間は大幅に短縮していけそうですね。
ドローンで線路の安全点検 ドコモと東武、日光・鬼怒川線で実証

もちろん、すべてが自動化
されるわけではありません。
人間とIT・AIが役割分担することで、
安全性も効率性も大幅に増します。
今後のIT・AI技術の進歩と
それを活用する社会の進歩に
期待します。

そうした将来のことを考えつつ、
昨晩は、家族で
避難グッズの再点検を行いました。
できるところから、ひとつずつ。
備えあれば憂いなし。

子どもたちに伝えてまいります。